コストコのおしりふきが危ないと言われるのはアメリカでの集団訴訟が原因！日本で問題は起こっていない

SNSなどで「コストコのおしりふきは危ない」という声を見かけて、不安になった人も多いかもしれません。

けれど実は、この噂の発端はアメリカでの集団訴訟（クラスアクション）が原因なんです。

アメリカではPFAS（有機フッ素化合物）が検出されたとして訴訟が起こりましたが、日本で販売されている製品は別仕様。

製造国も成分も違うため、日本では同様の問題は起こっていません。

ネット上では誤情報が拡散しやすいため、正しい情報を知っておくことが大切です。

なぜおしりふきが「危ない」と言われるのか

発端はアメリカでの集団訴訟（クラスアクション）です。

2024年6月、米カリフォルニア州で「カークランド（Costco自社）フレグランスフリー・ベビーワイプにPFAS（永遠の化学物質）が含まれる」として、Costcoと製造元が提訴されました。

その後、Costco側の棄却申立ては連邦地裁に退けられ、訴訟は継続しています。

「“自然由来”と謳いながらPFASが含まれるのは不当表示だ」とする消費者保護上の争点が、引き続き審理対象になっています。

日本で販売されているコストコのおしりふきは危険ではない

日本のコストコで主に流通しているのはRICO（リコ）ベビーおしりふきで、無香料・パラベンフリー・アルコールフリー等の表示がある別仕様の製品です。

少なくとも、日本で同様のPFAS訴訟や行政回収・行政処分といった公的トラブルは確認されていません（2025年11月11日現在）。

つまり、「危ない」という声の多くは米国訴訟の報道やSNSの二次情報が日本に波及したものであり、製品ラインや製造国が異なる日本版にそのまま当てはめるのは早計です。

それでも気をつけたいチェックポイント

成分表と製造国・ロットを確認しましょう。

輸入品は仕様変更があり得るため、購入時点の表示（無香料・アルコールフリー等）を自分の目で確認するのが安心です。

パッチテスト（スキンテスト）を少量で実施すると、個別の肌刺激リスクを減らせます。

大容量ゆえの乾燥対策や保管環境にも配慮してください。

不安が強い場合は、国内メーカーの低刺激仕様（全成分開示が明確な製品）と比較して選ぶのも良い判断です。

結論：日本で販売されているコストコのおしりふきは安全性が高い

結論として、コストコのおしりふきが危ないと言われるのは、アメリカでのPFAS訴訟が原因です。

日本で販売されているRICOおしりふきは別製品で、安全性に問題は報告されていません。

不安な場合は、成分表示や製造国を確認し、少量テストをしてみるのがおすすめです。

根拠を知って正しく使えば、コストコのおしりふきは安心して使えるアイテムです。