昭和レトロな東京乳母車のプスプスは迷惑？ベビーカーと乳母車の違いについても解説

こんな悩みに答えます！

どこか懐かしくて上品な雰囲気が魅力の「東京乳母車プスプス」。そのクラシカルなデザインに惹かれる一方で、「大きくて邪魔」「公共の場では使いにくい」など、“迷惑”という声があるのも事実です。

現代の育児シーンではベビーカーが主流ですが、そもそも乳母車とベビーカーにはどんな違いがあるのでしょうか？
この記事では、プスプスが迷惑と言われる理由と、実は今も愛されている理由の両面から詳しく解説します。

東京乳母車のプスプスが迷惑と言われる理由

横幅が広く通行の邪魔になりやすい

プスプスは横に広い構造になっているため、狭い歩道や人通りの多い場所ではすれ違いにくくなるという声があります。

特に駅構内や商業施設のエレベーター付近などでは、「場所を取っていて通りにくい」と感じる人も。

ベビーカーよりも大型でスペースを取る分、公共空間では注意が必要とされる理由のひとつです。

電車・バスなど公共交通機関では不向き

プスプスは折りたたみができずサイズも大きいため、公共交通機関での利用がかなり難しいです。

駅の改札や電車の乗り降り、バスの乗車時にもたつくことがあり、他の乗客に迷惑をかけてしまう場合があります。

特にラッシュ時や混雑時には「配慮が足りない」と受け取られる可能性もあるので注意が必要です。

使う人が限られているため目立ちやすい

プスプスはデザインがレトロで独特なため、良くも悪くも目立ちます。

そのため「おしゃれ目的で使っている」「見せびらかしているように見える」と感じる人もいます。

また、一般的なベビーカーに比べて圧倒的に少数派であることから、周囲の理解が得にくいこともあります。

注目を集めやすいことが、誤解や反感を招いてしまう一因になることもあります。

自転車や車とすれ違う場所では危険との声も

歩道のない道路や路地などでは、横幅のあるプスプスが自転車や車とすれ違いにくくなることがあります。

「危ない」「車道に出ていてヒヤッとした」などの意見も見られ、安全面から“迷惑”と感じる人もいるようです。

特に都市部では歩道の幅に余裕がない場所も多く、サイズ感が使いづらさに直結してしまいます。

ベビーカー全盛期でも東京乳母車プスプスが愛される理由

赤ちゃんが自然な姿勢で眠れる「平らな空間」

プスプスは完全なフラット構造なので、赤ちゃんをまっすぐに寝かせてあげることができます。

これにより、呼吸がしやすく、背骨や首に負担がかかりにくいのが魅力です。

ベビーカーでは再現しにくい「安心して眠れる空間」として評価されています。

乗り心地がとにかく静かで快適

大きなタイヤとしっかりしたサスペンションにより、走行中の振動がとても少なく、赤ちゃんが起きにくいのも特長。

道のちょっとした段差やガタガタ道でも、赤ちゃんがぐっすり眠ったままでいられる乗り心地の良さがあります。

「揺れが優しくて、自分が乗りたいくらい」と感じるママも！

親の腰や腕への負担が少ない

ハンドルが高めで、かがまずに押せる設計になっているため、腰への負担が少なく姿勢が楽です。

また、赤ちゃんを持ち上げる必要がなく、そっと寝かせるだけで乗せ降ろしができるのも嬉しいポイント。

育児中の細かい負担が減るのは、とても大きなメリットです。

どこか懐かしい上品なデザイン

レトロでクラシカルな見た目は、まるで絵本の中から出てきたようなかわいらしさ！

リボンやレース、やわらかい布張りの雰囲気は、赤ちゃん時代を大切に過ごしたいという気持ちを形にしてくれるような存在です。

写真映えもばっちりなので、お宮参りや記念日にもぴったりの雰囲気があります。

お昼寝用ベッドや遊びスペースとしても使える

お出かけのときだけでなく、家の中や公園でベビーベッド代わりに使っている人もいます。

しっかりとした作りなので、お昼寝・おむつ替え・プレイマットとしても活用可能。

1台で何役もこなしてくれる、多用途な育児アイテムとしても魅力的です。

ベビーカーにはない「人との交流」が生まれる

プスプスでお出かけしていると、年配の方や通りすがりの人から「懐かしいねえ！」と声をかけられることも少なくありません。

そのやり取りが、育児中の孤独感を和らげてくれるという声もあります。

「赤ちゃんがきっかけで人と話すようになった」という体験も、プスプスならではの価値です。

ベビーカーと乳母車の違い

乳母車は「ねんね期の赤ちゃん向け」の乗り物

乳母車（うばぐるま）は、赤ちゃんを寝かせたまま移動させるための乗り物です。

昔ながらのデザインで、横向きのベッドのような形状をしているのが特徴です。

首すわり前のねんね期の赤ちゃんを、平らな状態で寝かせたまま乗せられるので、負担が少ないのがポイントです。

日本では昭和の時代に広く使われていましたが、現在はあまり見かけなくなりました。

ただし今でも、一部の高級モデルや病院・施設などでは乳母車型が使われていることもあります。

ベビーカーは「おすわりできる時期以降」の実用型

ベビーカーは、赤ちゃんを座らせて移動できる現代的な育児アイテムです。

形状は縦長で、ハンドルを押して進めるカート式の構造になっています。

リクライニング機能があるタイプなら、生後1ヶ月から使えるA型ベビーカーもありますし、

ある程度おすわりが安定してから使う軽量なB型ベビーカーも人気です。

コンパクトに折りたためるモデルも多く、公共交通機関や車移動との相性が良いのが大きなメリットです。

一番の違いは「寝かせるか座らせるか」

乳母車とベビーカーの一番の違いは、赤ちゃんを「寝かせる」前提なのか、「座らせる」前提なのかという点です。

乳母車は完全に寝かせたまま移動できる構造なので、新生児期に向いている一方、

ベビーカーはおすわり以降の赤ちゃんにも対応しやすく、移動がよりスムーズになります。

最近では、フラットに近い角度までリクライニングできるベビーカーも増えていて、乳母車的な使い方も可能なモデルが登場しています。

現代では「乳母車＝クラシック」「ベビーカー＝実用品」という認識

最近では、「乳母車」という言葉自体が少しレトロな響きになってきています。

昔ながらの乳母車をあえて選ぶ人は少数派で、実際の子育てではベビーカーが圧倒的に主流です。

とはいえ、乳母車には赤ちゃんをやさしく包み込む雰囲気や、かわいらしいクラシックなデザインもあり、根強いファンがいるのも事実。

用途や育児スタイルに合わせて、どちらが自分に合っているか選ぶのが大切ですね！

まとめ：プスプスは現代仕様ではないが温かみのある存在

確かにプスプスはサイズも大きく、場所を選ぶ場面もあります。でもその分、赤ちゃんが安心して眠れる快適な環境や、親の体へのやさしさは格別です。

さらに、人との交流が自然に生まれるという意外なメリットも。

「かわいいね」と声をかけられるたびに、育児が少しあたたかく感じられるかもしれません。

レトロな見た目だけじゃない、本当に“使える”乳母車として、選ぶ価値のある一台です！